街 ~運命の交差点~

このブログにも428をプレイしたことを書きましたが、
そんな話を弟にしたら「じゃあこれを」と貸してくれたのが「街」でした。
またゲームをプレイし続けるダメ人間になりました。
なんて優しい弟なのでしょう(白目)

舞台は渋谷

ゲームファンの間では話題作になっていたようですが、
私は全然知りませんでした。
まさに428の前身と言える作品ですね。

舞台は渋谷で、それぞれの行動がそれぞれの運命を変えていく。

2作とも渋谷なのは、制作者がよほど渋谷好きか、
渋谷は撮影許可が下りやすいか、なのかと
プレイ中に余計な大人の事情を考えたりもしました(何)

操作感はやっぱり前時代

最初の作品なだけあり、操作感はイマイチでした(^^;)
ロードに時間がかかるし、
ストーリーの区切りがあるたびに
「ゲームの世界観をお楽しみください」
みたいな画面が入り込むし、
今となってはディスク2枚組というのもメンドクサイ。

プレイしながら技術進歩の有難さを痛感しました。

5日間は少し長かった

個人的な感想としては、おもしろかったですが、
私は428の方が好きだなぁ、という感じです。

428は1日の話ですが、街は5日間にも及びます。

すれ違いを引き延ばそうとした結果なのか、
まぁとにかくせっかちで思い込みが激しくて、
他人の話を聞かない登場人物が多い。

それがおもしろいところなのでしょうが、
私はちょっとイライラすることが多かったです(^^;)

役者はとても良かった

でも役者さんたちの魅力が素晴らしくて、
当時は無名だったけど、今や有名人となった方もちらほらいます。

ダンカンさん、いい味出してましたね。あの虚無感。
ストーリーは陰鬱で後味が悪いのですが、
クリエイター系の人に人気なシナリオというのはわかる気がします。

私は馬・牛のダブルキャストをこなした、
松田勝さん(現在は松田優さん)がすごく気に入りました。
そっくりさんが勘違いされて入れ替わる、という話なのですが、
しっかりと演じ分けているんですよね。
微妙な表情の違いというか、静止画なのにあの演技力。感服でした。
現在も現役で、それなりの年齢なのに未だバッキバキの体でカッコイイです・・・!

そして、隆士役をしていた増田雄一さんは、
後にWii FitのCMでお父さん役をされていたのですね。
当時はこのゲームのことを知らなかったので、何とも思わなかったですが、
プレイした人は「はっ!」ってなったんでしょうね。
その気分を味わいたかった(笑)

エンディングロールで撮影風景のムービーが流れるのですが、
役に入っていない役者さんたちの素顔がとても良かったです。
静止画でずっと見ている人たちが動いているのを見ると、
何とも言えないじーんとした気分になります。
そう思うと、この感覚って斬新でおもしろい。

制作の裏話で、最初は動画から静止画を切り出して作ろうと思ったけれど、
それだと一時停止っぽくて、
結局静止画を一つ一つ撮影する形になったと書いてありました。
制作者の視点でも、このサウンドノベルシリーズはおもしろいと思います。

街の歴史を感じるゲーム

そして先日、渋谷に用事があって行ったのですが、
街並みは変わり過ぎていてゲームの感慨には浸れませんでした(笑)
(ゲーム発売は1998年)
こういう形で残っていく歴史も悪くないかもしれないですね。

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